宇都宮店長の『 積算 と 見積もり 』
建築では、工事を完成させるのに必要な費用を、図面や仕様に基づいて予測計算を行い集計します。
これが『 見積もり書 』と言われるものです。
見積もり書はほとんどの場合 『 数量 』x『 単価 』 で表示されるため、
予め 工事範囲の構成部分(床・壁・天井など)の数量を積算しておく必要があります。
新築工事・リフォーム工事にかかわらず、『 見積もり作業 』の大半の時間がこの『 積算 』に充てられます。
リフォーム工事の見積もりは新築工事にくらべると 『 難しい 』 とか 『 やってみなければわからない 』と言われます。
■工事の規模が小さい場合、通常の単価では施工できない。
■壊してみないと解らない部分が多い。
■工事範囲や仕様の変更が多い。
■現況を撤去する範囲と残す部位の線引きが曖昧。
■日常生活の中で施工するため直接工事費以外の費用が発生する。
こういった理由から、リフォーム会社の見積もりは各社それぞれの考え方や方法で作成されています。
したがって、「やってみなければ解らない」といった不安要素が滲み出るような『 一式 』計上による表示の仕方もあれば、
経験に裏付けられた詳細な数量と単価で表示される内訳明細書もあり、
また、
その根拠となる数量の集計方法なども統一されておらず、
合い見積もりを取ってみても比較しづらかったり、価格の算出根拠が違うため大きな金額差が発生したりと
参考にならないケースがよく起こります。
この、『 難しい 』とか、『 やってみなければわからない 』ことが原因で
リフォーム工事の見積もり内容が曖昧になったり、
不安定な金額になるようではユーザーとして心配でたまりません。
このような「リフォーム工事特有」の状況で発生するリフォーム会社側の『 不安 』と
ユーザー側の『 心配 』を解消するのが、『 実績と経験の裏付け 』になります。
専門特化した分野のリフォーム工事であれば、過去の事例や経験をふまえて適切な工事方法が選択され、
実証的な資材数量や、作業量に基づいた見積もりが作成されます。
つまり、得意な分野で経験や実績を数多く積んだリフォーム会社の見積もりは信頼性が高いと言えます。
今回の物件の積算と見積もり作成は 宇都宮店長が行います。

まず、全室の床・壁・天井といった部位別に数量集計を行います。
フリーウエアのapplicationソフト「マイツール」で簡易プログラムを組んだ積算集計表を作成します。

これが入力画面です。

これが、自動計算プログラムです。
2000年5月27日にバージョンアップしてからもう8年以上継続して使用しています。
数量の積算が完了すると、同じく「マイツール」で作られた「シミュレーションプログラム」に入力しながら、
内訳明細データの作成を行います。

この作業を通称「SIM表作成」と呼んでいます。
積算・見積もり の作業はこの2つですが、
中古マンションスケルトンリフォーム『 リノマンション 』の場合、図面から寸法を拾い出して積算を行い、
SIM表にデータを入力する作業は 百戦錬磨の宇都宮店長でも 一週間程度の作業時間が掛かります。
そして!出力された見積書が
こちらになります。

見積もり書は、4種類あります。
■1.表紙となる『 鏡 』です。

工事費の総額・決済条件・施工物件の所在地・専任担当者などが記載されます。
■2.いわゆる工種別の『 大項目 』集計です。

工事種類ごとに集計された項目表です。
建築工事の見積もり書としては欠かせない代表的な集計表です。
■3.リフォーム会社によって表現方法が大きく異なる『 内訳明細書 』です。

部位別・資材・作業費・メーカー・定価などが詳細に表示された内訳明細書です。
内訳明細書の表現に『 一式 』表示が多発するような見積もり明細書は、信頼性に欠けると言えます。
■4.工事総額の予算配分が一目瞭然となる居室別工事費集計『 マトリクス表 』です。

内訳明細のデータが詳細にまとめられていれば、部屋ごと、工事種類別に再集計することは、
それほどやっかいな作業ではありません。
工事費総額の中で、どの部屋に費用配分されているかを確認し、工事範囲を検討するためには大変便利な集計表です。
と言うことで、、。

中古マンション スケルトンリフォーム
『リノマンション 』の見積書とマトリクス集計表が完成しました!!。
あとは、お客さまのリフォーム予算と見積もり金額の調整です。
予算との格差を調整する『 value engineering 』VE作業について
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